第26回研究発表会報告(神戸大学サイエンスショップ共同開催)

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第26回研究発表会報告(神戸大学サイエンスショップ共同開催)

2023年12月25日 未分類 0

今年も神戸大学サイエンスショップと兵庫県生物学会の共催で、高校生による科学研究発表会が
2023 年 11 月 23 日(木・祝)に神戸大学百年記念館六甲ホールで開催された。

コロナ禍による行動規制がなくなり、久しぶりの対面による発表のみの開催となった。

口頭発表 20(うち生物分野9題)、ポスター発表 40 題(うち生物分野 16 題)に発表エントリーがあり、インフルエンザに感染し参加できなかった生徒もいたが、参加者は 255 名であった。

内訳は生物学会会員 9 名(参加高校教員は除く)、高校教員 29名、高校生、197 名、神戸大学関係者 13 名(うち学生 5 名)、その他 7 名(うち中学生 2 名)と高校生のみならず幅広い年代が多数参加した大会となった。

午後に行った兵庫県生物学会会員発表では、西播支部の山下明良氏により「福泊海岸での海浜植生の復活と変遷」と題して、海岸での植生調査の利点および継続調査による教育的効果についての発表を行った。

高校生対象に行った事後アンケートには、発表会に参加した理由として「研究に対する助言・アドバイスをもらいたかった」が最も多く、「発表をする経験をしたかった」という内容が続いた。

参加した感想では「他校の発表を聞くことができて参考になった」という意見が多くみられた。いずれにせよ、高校生にとっては非常に価値のある発表会となっていることがうかがえた。

生物分野の最も優秀な口頭発表およびポスター発表には兵庫県生物学会会長賞が、会長賞に選ばれなかった発表には奨励賞を授与し、各校に賞状を送った。

生物分野以外の発表には神戸大学サイエンスショップから優秀賞が授与された。

<兵庫県生物学会会長賞>
口頭発表:「淡路島におけるカブトエビの分布」
兵庫県立洲本高等学校

ポスター発表:「間伐竹を用いた土壌改良による野菜中の硝酸イオンへの影響」
ノートルダム清心学園 清心女子高等学校


<サイエンスショップ 優秀賞>
「角閃石の微細構造から推定する熱水残液循環」
兵庫県立姫路東高等学校

(文責 石川正樹)

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