12/16 ダンゴムシ・ワラジムシ学習会
2017年12月16日13時から15時
兵庫県立小野高等学校生物教室
講師:鈴木武(本会会員、県立人と自然の博物館)
参加者:稲葉浩介、北村健、工義尚、阪口正樹、小野高等学校生10名
よく見かけるオカダンゴムシやワラジムシは実は欧州原産の陸生等脚類であり、少なくとも阪神間ではふつうに見かける。さらに兵庫県内にはハナダカダンゴムシ、クマワラジムシなど他府県では見つけにくい外来種も確実に分布している。
本会では、兵庫県内の分布図をつくりたいと考えている。しかしながら、府県単位の分布調査例はなく、調査方法を確立するととともに、基本的な種類の同定ができる会員を増やすことが重要と考えている。
そこで、東播支部の協力も得て、県立小野高校で学習会を行ってみた。生物実験室で兵庫県に産する基本的な等脚類の実物を観察してから、校内と近くの神社で探してみた。オカダンゴムシ、ホソワラジムシ(外来)、オオハヤシラワジムシ属の1種(サトヤマワラジムシ?;在来)を確認できた。生徒らのスマホでも同定可能なマクロ撮影ができており、同定根拠として写真を使うこともできそうである。